さて、バーゼル2011にて、ブライトリングのエアロマリン系の発表がありました。

恐らくですが、↓が新作のクロノスーパーオーシャン
バーゼル2011
スーパーオシャン
オーシャン
(出典 : スピリット・オブ・ブライトリング金沢 by WING http://annexwing.blog14.fc2.com/)


うーーん・・・やっぱり原作の方が・・・↓
クロノスーパーオーシャン
オシャン
オシャ

どうでしょうか?



まー要するに

現行のスーパーオーシャン2と現行のクロノスーパーオーシャンをくっつけたというのは分かります。

現行スーパーオーシャン2↓
オシャーン



さー弁理士受験生なら、こんなに写真を掲載して著作権法上大丈夫なのか??と考えますよね。

著作権ってイメージ的には、ホントに若くて曖昧な所があります。

文部科学省著作権課のエキスパートの講演会を聞きにいきましたが、やはり、「曖昧」なんですね。質疑応答で学生に授業でユーチューブを見せてもいいか??→まー今のとろ、許されるとは断言できませんが、いいのでは?のような・・・・。

全ては著作権が、著作者の保護を図りながらも、文化の発展を目的とするという板ばさみ的なところがあるからです。

著作権法 第1条(目的)
この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。


さて、この私のブログの写真掲載が、写真を撮影した人の許諾がいるかどうかは「引用」にあたるかどうかが問題となります。引用であれば許諾は要りません。


引用・・・・・・・・・・・・・・・
公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。

判例:明瞭区分性、主従関係の主ではダメ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

はい、まず公表されますね。ブライトリング金沢のホームページで。

正当な範囲か?これは、写真を見比べる等、その写真を掲載することで、理解の促進をはかる等の「意味」があるのかどうかです。

新スーパーオーシャンと旧スーパーオーシャン、見比べる必要性があります。

主従関係はどうですか??私のホームページでは主ではないのは分かりますよね?え?微妙ですか(笑)?一応勉強のサイトなんですけど。まーとりあえずクリア。

明瞭区分性については、出典を記載済。クリア!


ちょっと視点を変えてみます。
もし、私が写真の撮影者ならどうか?

自分の子供の写真とかであるならば、無断で転載されていれば、そりゃー嫌です。許諾がいるでしょう。

腕時計の写真でも、自分なりに創意工夫し、創作的に、ブラックライトで照らしたり、ブライトリングの飛行機の模型の上に腕時計を載せて撮影してみたり、まー時間をかけて創作したものの写真を転載されるとちょっと嫌ですね。

そう考えると、上の写真はバーゼル2011で発表があったものをそのまま撮っただけです。

創作性があるのか??そもそも単純に撮ったものが、著作物かどうか??っていう議論がありますね。
著作物になるには創作性が必要ですから。

だからね、あれですよ。家もね、設計者が創意工夫して書いた設計図面は著作物ですが、その図面から大量生産される家は著作物ではないんです。

対して、一品製作の有名建築家が建てた家は著作物です。

大量生産でも、フェラーリのように、家の中にインテリアとして置けるようなものは、例外的に著作物です。
鑑賞にたえれるかどうかですね。たえれれば著作性有りです。

そう考えるとブライトリングの腕時計事体は著作性があるかもしれません。

そうなると、ブライトリングの写真自体を載せるのはそもそもいいのかと。ブライトリング本社の許諾がいるんではないのかということになりますよ。

じゃー街の時計屋さんはどうなるんですか?

売るためにネット上にいっぱい時計の写真を載せてますよ。販売目的なので、さらに違法性は高まるんではないですか??全部が全部、ブライトリングに許諾をもらってるとは相当考えられませんよ。



さて、各論ではなくて、総論的に考えてみるとどうでしょう?



腕時計は、売れてなんぼですよ。広告された方がいいですよ。どんどん広告されたい。そりゃ当然に。
「どんどんジャンジャン腕時計の写真を載せて紹介してよ!!」ってのが本音ではないでしょうか。

さらにいえば、著作権を厳守すると、時計屋さんに世界全国の時計マニアから、写真の掲載をさせてくれと電話が鳴りっぱなしですよ。それこそ営業妨害です(笑)。だからあえてホームページに無断写真掲載は禁止と書いていないのかもしれません。これを法律的には反対解釈といいます。

例え、著作権的に引用にあたらないから許可がいるといって、実際に写真を使わせてと突然電話したら、逆に時計屋さんは、何か新手の商法か?とか不審な思いをしますよ。社会常識的に。
逆に迷惑ですよ。いちいち電話がかかってくると。そのための「引用」という制度かもしれません。

ここまで見てくると分かるように。厳しく見だすと、逆に文化の発展を阻害します。
だから文部科学省としても文化の発展という大義名分のために、曖昧にしたいところもあるのではないでしょうか?


私個人的には、よほどの悪質であって、利益妨害行為で無い限り、著作権をうるさく言うべきでは無いという考えです。


だって、私のホームページに、写真が一切無くて、文字だけになったらどうですか?

面白味ないですよ。文字ばっかで読みたくもないです。まー普通読まないですけどコアな方で無い限り。

文化の発展は阻害されますよね。そんな無機質な感じでしかダメだって事になると。

毎回写真の許可をとれとか言われたら、もーなんだか面倒で、ブログ辞めちゃいますね^^


特に、バーゼル2011のような新しい写真は出典がはっきりしますが、もうネット上の古い写真になると、転載の転載で誰が実際に撮ったものかもよく分からなくなってます。


著作権ってホントにケースバイケースで考えないといけないと思います。ちょっと時代遅れというか。


世界的にはどうか。

特許や商標、意匠は、世界的にも分かりやすくて、WTO加盟国であれば、最恵国待遇、内国民待遇の原則ですよ。外国人を差別しないって事です。

著作権法のベルヌ条約はどうか?原則相互主義ですよ。お前の国でそうするなら、俺の国でもお前の国の人は差別するぜと。
著作権という法律自体、発展途上な感じがします。まーやはり現在の世の中の流れについていけて無いような気もします。


いや~奥が深いです^^。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
相互リンクのお願い
はじめまして。
弁理士試験ストリートの管理人です。

弁理士試験総合サイトを作りました。
独学の方も使いやすいよう改良を重ねていきますので、
相互リンクをよろしくお願いいたします。
2011/03/30(Wed) 00:28 | URL | 弁理士試験ストリートの管理人 | 【編集
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック